Saki

雨に唄えばのSakiのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
5.0
とっくに観ましたよって顔しながら観たことなかったシリーズpart2。

ドナルド・オコナーの「Make 'Em Laugh」のシーンで興奮しすぎちゃって……本当に瞬き一回もせずに観てたと思う。この心臓の高鳴り……!!このトキメキ……!!まさに恋……!!!!!!こんなダンスができる俳優さん、現代にいますか!?ジェームズ・コーデンにもこういう笑いは生み出せないでしょう!!(私が勝手にこのコメディアン天才やと思っているだけ)。あぁ、あの軽やかな身のこなし……。怪我を恐れないコケっぷり……。誰が恋に落ちずに観られますか!!

ドナルド・オコナーに関して言えば『ショウほど素敵な商売はない』でマリリンにゾッコンな末っ子役を演じた俳優さん。いや、あの作品観たときもドナルドが一人で踊るシーンに一番魅了されたんですよ!!本当に不思議なステージの使い方をするし、あのダンスの世界観はとても新鮮だった。

さてさて……。ジーン・ケリーの「singin' in the rain」。なんて楽しそうなんだ……!!これから雨の日が楽しくなっちゃうな🎵
ジーン・ケリーの作品観るたびに、ジーン・ケリーひとりで背負う責任があまりにも重いと感じる。この作品も本当に顕著に出てるけど、とにかく複雑なステップを繰り返すダンスを一体何曲で披露するのですか!?『カバーガール』の時も一曲に対して2パターンのダンスをマスターしてどちらも撮影してたし。この時代のミュージカルの撮影期間ってどんなもんなんだろ。

『ブロードウェイ・メロディー』のあらすじ説明の場面。あれは素晴らしいの一言。セリフはなく、ほんの少しの限られた歌詞でストーリーを伝える。無声映画とトーキーの絶妙なバランス。この場面に映像表現の多くが語られている気がする。

最近、デビー・レイノルズのドキュメンタリー『Brigt Light』を観たからか、彼女への親近感が……。なんて可愛らしいんだろ……。
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