こんな良いなんて聞いてない！
そんな気持ち。
良いと聞いてはいたけど、有名な『雨に唄えば』の曲やシーンだけ。
そこだけ搔い摘んだ印象で、間違って認識して遠ざけていた。
こんなに素敵なんて。
起承転結がテンポよくミュージカルの曲と合わさって進んでいき見ていて爽快。
そして何より何より感動したのがジーンケリー、ドナルドオコナー、デビーレイノルズのパフォーマンス能力の高さ。
こんなの凄すぎます。
カメラワークや編集の力よりもずば抜けてご本人たちの能力があまりに凄すぎる。
タップダンスもアクションちっくな振り付けも。
体幹がぶれない、しっかりとした動きで無駄な動きがないものになっている。だからこそ一見簡単そうに見える、シンプルなものだけどあれは相当の練習時間を要して、彼らは相当鍛えられた体に違いない。
Perfumeみたいな（笑）
本当に素晴らしいです。唄っている時の表情も完璧。
唄っている間、歌詞のことを考え振り付けのことを考え、次どこを体動かすか、次なんの歌詞なのか頭はフル回転のはずなのに、それを微塵も感じさせないくらい、”今、歌で表現したいから歌っている”を演じ切っていました。本当に凄いよー＞＜
『ラ・ラ・ランド』がオマージュにしているというのもわかるシーンがいくつかありました。
ララランドよりも主演の能力の高さはこっちの方が上だと思うのですがどうでしょうか。
ララランドはカメラワークや編集の力もかなり大きく作用していると思えるのです。
すごいミュージカル映画があったものだ。
あ、でも私の一番は『ムーランルージュ』ですよ。
