みあせぶ

雨に唄えばのみあせぶのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.5
容姿だけでは通用できない映画界へ


ミュージカル映画の金字塔、不朽の名作とも言われる本作をやっと鑑賞出来ました。

評価が高いのにも納得!!!!
1952年の映画とは思えないほど洗練された映画でした。

サイレント映画からトーキー映画へと移行する世の中で、映画業界人たちが揺れ動くお話。先日拝見したばかりの「アーティスト」では、サイレントに固執する男とトーキーで大成功する女の話でしたが、今回は特にそこに関してはスっとトーキーを受け入れる形でした。

トーキーのほうがサイレントよりも客にウケますが、製作側としては一点だけ問題が…
それは「声」です。
どんなにルックスがよく端正な顔立ちだったとしても、声がヘンだと画面に集中出来ません。
トーキーへと移行した映画業界は「可愛ければそれでOK」では通用しないのです。

「えっ?そうか?」とお思いの方がいれば、ぜひ本作を見てほしいです。

そしてストーリーだけでなく、俳優陣にも注目してほしいです👀

ジーン・ケリーがいなければこの映画はない。監督と主演を務めたすごい人👏
踊りや歌も上手いうえに、かっこいいセリフからコメディシーンまで似合う。
こんなにもハイスペックな人間は数少ないです。

これから彼の作品も少しずつ見ていきたいと考えています😌💗

サントラも素晴らしい!
「Singin' in the Rain」はもちろん名曲でしたが、個人的には「Good Morning」も大好き。
他にもたくさん名曲が発掘できて、今でも色褪せない楽曲の数々に圧倒させられました。

そんなこんなで素晴らしい作品でした!
これを観ずに今まで映画好きを語っていたのが何だか情けない…
とにかく、今回やっと観ることが出来てよかったです!!!!ずっと大事にしていきたい作品です✨
みあせぶ

みあせぶ