きなこもち

雨に唄えばのきなこもちのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.8
俳優のドンと女優のリナは無声映画の大スター。
ある日ドンはファンに揉みくちゃにされ逃げているところに駆け出し女優のキャシーと出会い恋に落ちる。
そんな中時代は無声映画からトーキーへ移行しており、声が良くないリナに悩まされ、、、

ストーリーは至ってシンプルですがそれがまた良い!

有名な雨に打たれながらのミュージカルも素敵ですが、私は断然ドンとコズモのタップダンスミュージカルが好きです。
あとコズモ単体ミュージカルも身体張ってて良い。

最初はドンに対して悪印象だったキャシーが段々気になって映画観たり雑誌読んだりっていうツンデレ具合が可愛い。

告白シーンでドンが
「君の前では大根役者だ」

と言ってキャシーの手を引きセットへ連れて行って

その後キャシーが
「セットは整ったわ、さぁ言ってみて」

から始まる愛のミュージカルがほんと素敵。

リナに関してはちょっと可哀想だなと思ってしまって後半の感情移入が。。

そして2人の恋愛も素敵でしたが、私はドンとコズモの友情に惚れ惚れしました。
ドンの大スター振りに嫉妬するでもなく支えてくれるコズモか本当に良かった。

ある意味この映画の主役だったのでは...。