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雨に唄えばのmihoのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.8
ジーンケリーは天才なのか…🕺🏼爽やかな笑顔が良い〜オーラが強い!ダンスも簡単そうに踊っているけれど相当な体力を要すると思う。ドナルドオコナーも素晴らしい。2人一緒に踊るシーンがとても多いけどどれも素敵で、なかでもドナルドはMake 'em laughが本当に良かった…2人の男性と1人の女性ってメンバー構成のなかで女性を取り合わないところがいいな。主人公たちを陰ながら見守り応援するコズモのキャラクター性が好き。

リナはまあすごい人だけど、ドンから直接キャシーのことが好きなんだって伝えられた時
「バカねあなたは私を愛してるのよ」ってすぐ返せるメンタルの強さには感心してしまった。強すぎるでしょう!彼女ならきっとすぐ自分の生きる道見つけて復活してそう。

雨に唄えばは、ストーリーより、歌とダンス、撮り方の素晴らしさを楽しむ作品なんだと思う。やはり華やかさでは現代のキラキラしたミュージカル映画には劣る。でも例えば、ドンとキャシーが2人セットの中で歌うシーンなんかはすごく綺麗で、印象にも残るし、この作品が現在まで愛され続けているのには納得した。

それにしてもララランドが好きな私からしたら後半は楽しかったな〜以下、見つけることができたオマージュ

①雨に唄えばを歌うドン(→lovely nightのセブ)
②ドンがキャシーをセットへ連れていく時に大きなドアを開ける(→ミアセブの前を大きな看板が通り過ぎる)
③ドンとキャシーが2人でセットの中で踊る(→lovely night前後)
④ドンとコズモがセットの前で作品について語りながら歩く(→ミアセブが映画の撮影に遭遇する)
⑤ネオンの看板が次々に出てくる(→someone in the crowdの途中)
⑥ドンのブロードウェイシーンの想像(→セブの想像・ララランドのラスト)

⑥に関してはそのシーンが終わったあとのあの夢が冷めたような雰囲気まで同じように感じる、⑥のシーンとても素敵だった、、またいつか観よう
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