1948年、原爆投下から3年後の広島が舞台。
思っていたのとは違い、ほぼ、宮沢りえと原田芳雄の二人芝居による、膨大な台詞劇だった。
原作は井上ひさしの戯曲だそうで、だからなのか!
でも、宮沢りえは息が漏れるような話し方なので、日常生活の早口でしゃべるシーンがバリバリの広島弁なのだが、何をしゃべっているのか分かり難かった(私の父の出身は広島なのだが)。
そして何より、演劇として観るなら良い作品だと思いますが、なんでそのままで映画にしたの?
『異人たちとの夏』みたいな映画的な構成にも出来たと思うのに、まんま演劇だな…と思いました。