『007は二度死ぬ』や『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』など、洋画に出てくる「間違った日本描写」が大好きなぼくにとって97分それしかないという本作はまさに極北(しかも、それを日本で作るという贅沢さ)。
女子高生の片腕にマシンガンというキービジュアルの一点突破に思われがちだが、しっかりコンテを切ったアクションシーンはやたらとカッコよく、ファンゴリアで特集されるほどスプラッターホラーとしても本格派でレイプリベンジ要素など、エクスプロイテーション映画に必要なものはすべて入ってると言っていい。
当時、とにかくこんな映画を待ってたと感動したが、10年経っても新鮮。新世代の『混血児リカ』として改めて評価したい。