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薔薇の葬列のroppuのレビュー・感想・評価

薔薇の葬列(1969年製作の映画)
4.3
数ヶ月前のベルリンで『Porn Film Festival』というのがあったので上映公開。

一瞬ビデオアート的な、モティーフとモティーフが繋げられ、意味を解説行くような感覚を持たせる、手や背中の肌が美しい映画。

日本にいるとLGBTQ文化というのはあまり注目されないが、こういう作品を観てみると、本国のサブカルチャーの深みが観られる。
そういえば、60年、70年代だったかの新宿2丁目には、イブ・サン・ローランやピエール・カルダンなどのデザイナーやいわゆる著名文化人が集ったとも言う。
いわゆる、こういった芸術があふれる、アングラな顔を見せつつもそれが許された時代を象徴する、そういう映画でもあるかもしれない。

ドラッグやセックス、”ゲイボーイ”など、いわゆるカルトの作品がエンターテインメントとしてだけでなく、文化人が芸術だ、芸術だ、とか言ってきそうなそういう映画。
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