Aika

二十日鼠と人間のAikaのレビュー・感想・評価

二十日鼠と人間(1992年製作の映画)
3.7
1930年代大恐慌時代のカリフォルニア。
小柄だが頭の回転が良いジョージと、大男ながら幼児のようなレニーは、いつか2人の農場を持つことを夢見る出稼ぎ労働者。
しかし夢へ一歩近づいたとき、現実は2人に非情な運命をもたらす。

まず4歳児くらいの知能しかないレニーを演じるジョン・マルコヴィッチがすごい。
レニーの純真さ無邪気さは農場の荒んだ雰囲気を和らげてくれる。
そしてそのレニーをずっと支えてきたはゲイリー・シニーズ演じるジョージ。彼は常に鋭い目線だけど、レニーへの愛情をとても感じる。
辛い現実がありながらも2人にはこのまま何とか夢を叶えて欲しいと思い観ていた。2人が農場を持つ夢を何度も繰り返し話すシーンはとても素敵だった。

最後のジョージの決断は、何とか他に手立てはなかったのかと考えてしまうが、彼を責めることはできない。1番辛かったのは間違えなくジョージであり、レニーは絶対に彼と人生を共にできてしあわせだったと思えるから。

1932年にも一度映画化されているようなので、そちらも観てみたい。


28/2016