マイ・マザーの作品情報・感想・評価

マイ・マザー2009年製作の映画)

J'ai tué ma mère/I Killed My Mother

上映日:2013年12月14日

製作国:

上映時間:100分

3.8

あらすじ

「マイ・マザー」に投稿された感想・評価

なんだか重そうで、しんどそうに思えて、見るタイミングを逃していたよグザヴィエ・ドラン。
素晴らしいね。
言っちゃえば、ひたすら思春期の親子喧嘩を見させられてる。
だけど、グサグサ刺さるリアリティと美しい幻想をうまく融合させて飽きさせない。

その体内から生まれてきた分だけ、他の人より一番に自分のことを理解して欲しくなってしまう。
誰よりもあなたに。
だから分かってもらえないと、人一倍イラついてしまうんだよね。
愛しているから、憎いんだ。

わたしの母はとても厳しかった。
とにかく『人様のご迷惑になるようなことをしてはいけない』というのが一番で、門限はもちろんのこと、子供たちだけで遠出することを絶対に許してくれなかった。
厳しい母を恨んだのに、友達や他のお母さんに『ちょっと厳しすぎるよね』って陰口っぽく言われた時は、もの凄く腹が立った。
やっぱり母を愛しているから。
そんな母は段階的に私を自由にしていき、高校を終える頃には全く何も言わなくなった。
私は何をするにも自分で判断して実行出来るようになったことに喜びを感じたし、言われなくてもやって良い事と悪い事を制御するようになった。
今となってはとても感謝している。

ユベールもまだまだ子供。
甘えて、叫んで、ぐっと堪えて、爆発して、また甘えて。
自我やセクシュアリティがようやく確立しつつも、まだ不安定だからいっぱい悩む。
お母さんもいっぱい悩んでるんだよ。
上手く重ならないだけで、同じなんだよ。
親子であることで要求のハードルが高くなるのは仕方ないけど、個々の人間なんだもん。
分かんないことだって、伝わらないことだっていっぱいある。
子供を産んだら、自動的にお手本となるような、一切不満を持たれないような完璧な人間になる訳じゃないんだから。

私は母親になってないし、これからなるかも分からないのに、偉そうにご託並べてますけど。
ほんとに世の中の母親のみなさん、お疲れ様でございます。
お母さん、ありがとう。
またお土産持って会いに行くよ!
白湯

白湯の感想・評価

3.5
トップオブ共感。共感しかできない。

愛さないことは出来ないんだけど、愛すことも出来ない。
sa

saの感想・評価

3.6
あー、嫌になっちゃうよね、
でも愛しているからこそ、なんよね。
愛していなければ、離れられるのに。
すぐ縁切って終われるのに話なのに。
そんなことは分かっているけれど、どうしても離れられない。やっぱりそれは愛してしまっているから。愛って難しいね、でもそれってある人にとっては贅沢な悩みだし。寄宿学校で出会ったエリックなんかね。

まず、最初の口元アップシーンで主人公にとって母親がどんな存在なのか一瞬で分かる。映像での説明がうまいよねえ。
そして、時折入る頭の中を映してる?みたいな映像。パッパッて映るやつ(笑)あれが思春期から、思春期を過ぎた辺りの微妙な時期をうまいこと表してるよね、、

後はとにかく好きな色使い、映像美だった。綺麗だったなあ、不気味な美しさもあって好きだった。絵画のような作品。
Beat

Beatの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいぜグザヴィエドラン…

構図がバッチバチに決まっているし、説明描写を削ぎ落としながら必要なものは残している。(冒頭の食事シーンなど痛快。)FIXが多いのは安易な共感を防ぐためか。テンポもこういう類の映画にしては驚くほど軽快。100分がすぐ過ぎる。

母子の関係性とは普遍的なテーマで、同性愛や母子家庭という要素が足されても見る者の多くは自分に重ねる部分もあったのではないか。「ジュテーム」という言葉は呪いであり、母親は家族でありながら他人であるというのを理解するのには時間がかかる。最終的には言葉にできない、ノスタルジーや愛やなんやらが鑑賞後の胸に去来する。映画を観るとはこういう体験なのだ。

素晴らしい監督。出会えてよかった。
nattyan9

nattyan9の感想・評価

3.5
『マイ・マザー』★★★☆
 
ちょっと、いい感じ。
 
19歳でこれかぁ。
(このハイセンスかぁ)
天才の片鱗が感じ取れる。
 
なんか
モノローグを
ナレーションで入れるんじゃなくて、
ドキュメンタリー的、
ビデオ日記として入れる
って案外、新鮮でいいなぁ。
架空のドキュメンタリー的で。
 
あと、
台詞で説明したりする所を
映像だけで表現するのも
素晴らしい。
それは、日本の一部のドラマから
すると、
不親切、ってことになるんだろうけど、
それこそが大事なことで、
余白こそが、想像を掻き立てる。
 
例えば、
「母は部屋を散らかして、
こんなことをしたら、
悲しむだろう」
っていう台詞はなく、
ただ、母が血の涙を流してる
映像が挿入される。
 
引き算が素晴らしい。
 
一番好きな台詞は、
「ぼくは、母を
 愛することが出来ない。
 愛さないことも出来ない」
 
 
 
 
ps.
にしても、
他人の口から、
息子の同性愛を知るのは、
厳しいなぁ・・・
sumiremami

sumiremamiの感想・評価

3.1
なんかしんどかった。
グザヴィエドランの作品って私にはいまいちピンと来なかったりわからなかったりするんだけど、なぜだか好きで続けて2回見てしまったりする…
megu

meguの感想・評価

3.6
記録用
ゲイの浮気が描かれた映画ってはじめて見た気がする。
体の関係が一番目に見えて繋がれる関係だからこそ、本気で愛し合ってたら辛いのかなぁと。
ストレートのカップルより浮気が重いのはそういうことかと腑に落ちた感じがした。

所々に挟まれる意味があるようで無さそうなカットや、画角が下寄りで作られているところなど凝った映画だなぁと感じた。
19歳でこの映画作ったのほんとすごい…まわりに恵まれているのは絶対あるけど。

母と子の関係についてしっかり向き合って描かれた素敵な映画だった。芸術としても素敵。
ym

ymの感想・評価

3.9
僕はほとんど反抗期がなかったし、母親もこんな感じではなかったから、1歩引いて見ちゃったな
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