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緋牡丹博徒 花札勝負のbluetokyoのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)
3.0
高倉健さん演じる流れ者の花岡省吾と、若山富三郎さん演じる熊虎親分の登場。それだけで、映画全体が引き締まる。
あとは定番の任侠ものである。

簡単にあらすじ。
緋牡丹お竜が列車に撥ねられそうになった盲目の女の子を救った。母親、お時は緋牡丹お竜に感謝するのだった。

緋牡丹お竜が名古屋の西之丸一家の客分になると、偽の緋牡丹お竜がいかさまで賭場を荒らしているという話を聞く。

緋牡丹お竜が偽緋牡丹お竜に会うと、なんと、お時だった。娘の目の治療のため、カネが必要だったのだ。お時は緋牡丹お竜に諫められて、いかさまからは足を洗うのだった。

西之丸一家を追い落とそうとする金原一家、あのいかさまの腕は使えるぜ、ということで、娘を人質にしてお時を客分にするのだった。

西之丸一家の親分の息子、杉山次郎は、金原一家の親分の娘、金原八重子と恋仲で、結婚しようとしていた。
金原一家は、じゃあ、博奕で決めようぜ、と言い出す。杉山次郎は引き受ける。
相手はお時なので、杉山次郎は簡単に負けて、拉致される。

緋牡丹お竜が交渉するが、カネを払えということだった。

緋牡丹お竜が奔走している間に、お時は責任を感じて、杉山次郎を逃がすが、お時は刺し殺される。

緋牡丹お竜は杉山次郎と金原八重子を見つけると、馬車で逃走する。あとを金原一家の客分になっている花岡省吾が追うが、追い付いて、話を聞いて、逃がすことにした。

緋牡丹お竜が代わりに拉致されるが、西之丸一家の親分、杉山貞次郎が登場、博奕で決めようぜ、となった。
緋牡丹お竜が勝ったが、金原一家がいかさまを仕掛けようとした。そのとき、熊虎親分が登場、危ないところを救った。

これでかたがついたと思ったら、金原一家は、客分になっている花岡に杉山貞次郎を殺すように依頼する。一宿一飯の義理で、花岡は引き受ける。
急所は外すが、杉山貞次郎は重傷。
勧進賭博のときに亡くなる。

売上金を運んでいるときに、金原一家に奪われる。

ついに、緋牡丹お竜の堪忍袋の緒が切れて、金原一家に殴り込みを掛ける。花岡も助太刀する。
金原一家は皆殺し。

花岡と熊虎親分が都合のいいときに登場するのである。まあ、いいのだけど。ちなみに、盲目の女の子は、花岡が病院に連れて行って、手術を受けさせ治っている。
とりあえず、熊虎親分の活躍がよかった。
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