朝田

デジャヴの朝田のレビュー・感想・評価

デジャヴ(2006年製作の映画)
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久しぶりに見たらやっぱり世界一面白かった。荒唐無稽なストーリーとハイテンションなトニスコ演出が合致した究極のSF活劇。死体となったポーラ・パットンとデンゼルの視線が交差する瞬間にラブストーリーが始まる。その濃密さには無駄なセリフは不要。他にもパットンから銃を何も言わずに手から放させたり、デンゼルが自分の同僚が死んだ事を聞くと黙ってその場から歩いていく等、徹頭徹尾アクションで語られる。全てが映画的。パットンがデンゼルの手当てをするショットなど美しいショットが数多くありながらそれを誇示する事なく大量のカットの中に紛れ混ませ、スピード感を重視するのも洒脱。
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