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裏窓のswansongのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
4.1
アカン!グレイス・ケリーが危ない!

なのに俺はどうすることもできず、ただ 「ここ」 から見ているしかない …
絶好調ヒッチコック先生のサスペンスフルな演出が冴えまくってますね♪

もう結末を知っているのに毎度ドキドキさせられて、ヒロインの美しさに魅せられて、観てるのが楽しくてしょうがない♪
このへんから「北北西~」まで、ヒッチコック先生円熟期のゴージャスな作品群は、何回観ても飽きません。
(もちろんイギリス時代の 「三十九夜」 や 「バルカン超特急」 も、見事に新機軸を打ち出した 「鳥」 や 「サイコ」 も大っ好きですけど。)

「身動きがとれない男」の視点から描かれる「密室劇」としてのフリがよく効いているだけに、ヒロインがその安全な密室から外の世界に踏み出して 「あちら側」 を探索するシーンが、めちゃめちゃスリリング。

そしてこれは、グレイス・ケリーの神がかり的な美しさを堪能できる「眼福映画」でもあります♪
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