麗しのヒュー・グラントが見られると聞いて。『CMBYNの脚本家の…』っていう触れ込みは後から知りました。
「ブロークバックマウンテン」よりも前にこんな作品があったんだって事に驚き。
4Kリマスター大感謝です。
モーリスとクライヴそれぞれの葛藤が、恋愛物苦手な自分にも分かりやすく丁寧に描かれていて大変でした(萌えが)。
原作が執筆されたのは物語の舞台と同時代の20世紀初頭。ハッピーエンドな同性愛ものは禁忌だったため、実際に出版されたのは半世紀以上後だとか。
そういう時代にクライヴが下した決断を誰が責められるだろうか。
自分や家族や愛する人の破滅を回避するために非情にならざるを得なかった彼のラストシーンの切なさよ…。
そしてそんな恐るべきソドミー法の支配下で苦悩しながらも自分と向き合って最後に幸せを掴んだモーリスの勇気ね。
半分ハッピーエンドで半分ビターエンドな美しい物語でした。
ところで、アレック・スカダー。
どこかで見た顔だなーと思ったら、まさかのレストレード警部じゃないですか!気づいた瞬間危うく声出すところだったわ。
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