このレビューはネタバレを含みます
地位と名誉がいつも背後に置かれている二人が、同性愛が罪とされる時代の国に生まれてしまい出逢ってしまう
当時、この二人のような切ない関係性がどれほど存在していたんだろう。想いを吐露しないでひっそりと胸にしまった人々の方が多かっただろうなあ。
モーリスとの関係を終わらせないために、愛の形を変えようとしたクライヴも、名誉や世間体より愛を貫きたかったモーリスも
クライヴとは正反対に、何もかも捨てて愛を選んだアレックも、全員報われて欲しい。
誰より慎重にことを選び、幸せに、上手くやっているように見えたクライヴの最後のシーン
夫が喪失したことに気がついてしまったアンの顔が悲哀で、息が止まった
