のちに「ミリオンダラー・ベイビー」などでアカデミー賞女優となるヒラリー・スワンクの主演。
パット・モリタが助演するほかは、前作「ベストキッド」シリーズとの関連性はほぼない。主人公を女子高生に置き換えて、シリーズの心機一転をはかろうとしたのだろうけど、あまり上手くいっていないようだ。
反抗期の少女の成長譚と考えれば、みどころはあるのだが、カラテ修行との関連性が薄い。とってつけたような修行シーンでいつのまにか強くなっている。
こういうトレーニングしたからこういうふうに強くなるみたいに、プロセスにロジックがないと、バトルで勝利してもカタルシスがない。
とはいえ、青春ムービーだと考えれば、いい場面もある。ミヤギが主人公の少女にダンスを教えるシーンではホロリときた。