ミク

バーバーのミクのネタバレレビュー・内容・結末

バーバー(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人に言われるが儘に生きて、自分の人生なのに自分が主人公になれないもどかしさ。何か変化がほしいとちょっとした思い付きが、人生を崩落させ周りも巻き込んでしまう。たったひとつの選択が全てを狂わせ、真実を伝えてもひん曲げれる始末。だったら、純真無垢で才能が開花すると信じた少女に全てを捧げるが、まさかの凡人以下でしかもまったく貞潔ではなかった残念無念な主人公。

生命(魂)がなくなってもしばらくの間は無意味に伸び続ける髪の毛と同様、生きる意味を見出せなくなった中年男性の命はこんなに虚しいものなのかとやり切れない気持ちで一杯です。

寡黙な人が気になる。
ミク

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