緑川

ドラキュラの緑川のネタバレレビュー・内容・結末

ドラキュラ(1992年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

神の呪いを受け死の谷を歩むのだぞ
時の続く限り…








ワラキアの王ドラクルは死闘の末トルコ軍を打ち破るが、残してきた最愛の妻は夫の訃報(誤報)を聞き早とちりして死んでしまっていた。
信じていた神が自殺した妻の魂を救えないと知ったドラクルは発狂し、神への復讐を誓う。

それから4世紀の時が流れた。
弁護士のジョナサンは恋人のミナをロンドンに残し、依頼主となったルーマニアのドラキュラ伯爵の元へ向かう。

🧛‍♂️🪰✝️🦇🏰🥖🍷

1897年5月26日『吸血鬼ドラキュラ』
初版刊行
ドラキュラの日という事でフランシス・フォード・コッポラのドラキュラを鑑賞
キャスト豪華すぎでしょ。

ちょっと長いけどね。
ドラキュラは基本映像化されたものしか観ていないが、原作小説も読んでみたいものだね。
今見ると恐怖シーンは正直まるで怖くないのだが、この古臭さはあえてなのだろうか。
実際ホラーというよりもラブの印象が強い。
ミナがドラクルの死んだ奥様の生まれ変わりで、ドラキュラ伯爵に不思議と惹かれてしまうという展開になるのだ。
ジョナサンは泣いていいよ。


演者で注目はやはりアンソニー・ホプキンス
「世界各地のようわからん病気」の権威として堂々登場し、見事ルーシーの首元に残された噛み跡を発見する。
そう、ヴァン・ヘルシング教授だ。
かっこいい!
(他の連中の目は節穴かな?)
吸血鬼の首を刎ねた後でよくお肉が食えるね。

終盤は結構巻きで物語が進んでいくので、ドラキュラ初見勢は何が何だかわからない可能性がある。
ダークファンタジーが好きでノスフェラトゥを観に行こうと思っている人は観ておいて損はないだろう。



何はともあれ、愛の力でドラキュラは死という救済を得た。
ハッピーエンドと言ってもいいだろう。
ジョナサンの立場だったらなんか嫌だけど。
この映画を観てキアヌの活躍が足りないと感じる人はコンスタンティンを観よう。
(普通はコンスタンティンから観るか)
緑川

緑川