ブラム・ストーカー原作『ドラキュラ』の正統派な映画化作品。（ただしラブストーリー色強め）
フランシス・F・コッポラ監督作。
ひさしぶりに再鑑賞。ドラキュラ役のゲイリー・オールドマンをはじめ、何とも豪華キャスト。
キアヌ・リーヴス、ウィノナ・ライダー、後半にはアンソニー・ホプキンスも登場。
そういえばヴァン・ヘルシング教授って本来はドラキュラの登場人物でしたね。（原作持ってるのに忘れてた）
内容はしっかりホラーで官能的…というよりエロティック。
今作でオスカー受賞している石岡瑛子さんの衣装デザインをはじめ、美しい世界観。
ホラーで吸血鬼モノだから血みどろの描写が多め、それすら美しい。
最初は老いた姿で登場するドラキュラが愛を取り戻そうとどんどん若返り、初めは美しく瑞々しかった弁護士のジョナサン（キアヌ・リーヴス）が吸血鬼たちに囚われて憔悴していく様子の対比も美しい。
ロマンスありきのストーリー展開にアレンジされてるから、弁護士ジョナサンがちょっと気の毒かな…
ドラキュラ目線で見ると美しいラブストーリー。
ドラキュラもそろそろ、パロディじゃないブラム・ストーカー版が再映像化されてもいい頃だと思うんだけど。
誰かやらないのかな？
