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ドラキュラのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ドラキュラ(1992年製作の映画)
3.0
ブラム・ストーカーの原作「吸血鬼ドラキュラ」をフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化。
衣裳は石岡瑛子が担当。
原題:Bram Stoker's Dracula (1992)

1462年、トルコ軍との聖なる戦いに身を捧げた騎士ドラクルは、最愛の妻エリザベータを誤報による投身自殺で亡くしたことから神への復讐を誓い、人の生き血を吸い生き永らえる吸血鬼と化す。
そして、4世紀後の1897年、ドラキュラ伯爵(ゲイリー・オールドマン)は亡き妻に生き写しの女性ミナ(ウィノナ・ライダー)に出会い、4世紀の時を越えた恋を成就させようとする…。

~他の登場人物~
・ドラキュラと対決する悪魔祓い、ヴァン・ヘルシング(アンソニー・ホプキンス)
・弁護士、ジョナサン(キアヌ・リーヴス):ミナの婚約者
・ミナの親友、ルーシー(サディ・フロスト)
・ルーシーの婚約者、アーサー卿(ケイリー・エルウィス)
・Dr.ジャック・セワード(リチャード・E・グラント)
・ドラキュラの花嫁の一人(モニカ・ベルッチ)

「愛は死よりも強いのだ」

「ゴッドファーザーPARTⅢ」を病気で降板してしまったウィノナ・ライダーは、ドラキュラが永遠の愛を捧げるヒロイン役としてコッポラに再び起用され、ドラキュラと婚約者との間で揺れ動く心を表現して、期待に応えた。

この作品の見どころは歌劇的な独特の映像美。
但し、獣的なエロス表現は評価(好み)が別れるだろう。
純愛の名のもとに、オブラートに包まれた悪魔的で邪悪な獣的欲望が助長されないことを祈りたい。
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