deenity

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国のdeenityのレビュー・感想・評価

3.0
『最後の聖戦』から19年の時を経て再びインディ復活。そりゃファンからしたらウハウハだったろうな。またインディの勇姿が見れるというだけで期待に胸を膨らませたんでしょう。でも客観的に見たらやっぱり勢いは落ちてしまったな。スピルバーグは相変わらず鼻高な感じで作ったのかもしれんけど、というか時の流れのために仕方ないかもしれんけど、保守的な姿勢ではいかんでしょう。

インディことハリソン・フォードもさすがに年取りましたね。おじいちゃんだもん。まあそのために激しいアクションとか演出として難しい部分は多々あっただろうけど、一番悲しかったのはなんか年をとって綺麗になっちゃったところかな。あの泥にまみれたようなワイルドなインディが好きだったんだけど、なんかイメージが崩れてしまう。
さらにはアクションシーンではCG満載。ハチャメチャさがちょっと方向性がズレたというか、誰が猿と共にターザンするシーンを望んだのだろう。誰が冒険SFアドベンチャーを望んだのだろう。誰がオックスに頼り切ったようなインディを望んだのだろう。少しコメディ要素も薄くなってしまいましたね。仲間も裏切りますか。長い長い19年という歳月に見合うだけの成長と主演の高齢化をカバーするだけの努力を怠ってやしませんか、スピルバーグさん。
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