ショウコ

アリスのショウコのレビュー・感想・評価

アリス(1988年製作の映画)
3.8
今ならCGでやっちゃうところ、ストップモーションで不思議の国を表現したワケか。当時で言う『実現不可能と言われた映像世界!』て事になるのかしら

剥製やガイコツ標本の直接表現で悪夢感を出してるわけですが、何より音の主張の激しさがポイントだと思った。BGMが全く無く、どこか不規則で歪んだ時計の音がずっと響いてる。甲高い金属音や舌舐めずりに咀嚼音、あまりハッキリ聴きたくない音を叩き込んできてキツイキツイ。効果絶大だよそれ😵

昔っから中身が無いと思ってたお話だし、大仰さとテンポに飽きがくるのは私が現代人だからでしょうね。でも幼女のメンタルが鋼のようで、グイグイ突き進むところは妙に今っぽさを感じた。時代に想いを馳せる資料感覚で非常に面白く視聴しました

ネズミのキャンプの動きが異常に細かくて目を見張った。あれ完全に生きてたわ
ショウコ

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