👄"…と帽子屋は言いました"
新文芸坐のシュヴァンクマイエル作品3本立にて久々の鑑賞!
【STORY】
あの「不思議の国のアリス」を、奇天烈アート監督シュヴァンクマイエルが映画化したら…。
【一言まとめ】
●原作に元々あったカオスが3倍増しに
●短編達の集大成感
●気持ち悪いけど可愛さも一応ある
【感想】
シュヴァンクマイエル監督作品で唯一、今回以前にも観たことのあった作品。
アリスの物語って基本的に混沌としていて気味の悪い部分も多いので、天才シュヴァンクマイエルの手にかかればそりゃーめちゃくちゃ気持ち悪くなりますよね!笑
床にたくさんの穴があいたり、肉片が動いたり、年季の入った不気味な人形が登場したり…
今作が監督の短編作品達の集大成ともいえるような要素てんこ盛りの長編作品だということが、いくつか短編を観たことで分かるようになりました!
"靴下の芋虫" のシーンや豚のシーンは本当に気持ち悪いし、白ウサギの顔や腹からこぼれるオガクズも狂気を感じます。
ただ可愛らしいシーンも一応ちゃんとあって、毎回取手が外れてアリスがひっくり返るのとか、1個隣の席にずれるために何故か反対回りしてくる三月兎は笑ってしまいます。
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観た回数:3回
直近の鑑賞:映画館(20.08.08)