1978年作。
若い頃のマギー・スミスが見たくて。
キャストが豪華でビビる。当然のことながら皆さんお若い。
唯一のアメリカ人役、ピーター・フォークのサム・スペードならぬサム・ダイヤモンドの一切共感できない、いやむしろ不快な台詞は「あー昔の探偵ハードボイル小説の主人公って概ねこんなんばっかりやったな」と苦笑。
かように、有名ミステリー作品の主人公を茶化したブラックコメディなんやね。
ニールサイモンの脚本とは知らなかったよ。
終盤の探偵たちの「いや、実は!」合戦とか「最後の5ページで初めて犯人登場とはなんだ」つー台詞などはニヤリとさせられるけど、玉石混交で(大部分は)お手軽なストーリーだったろう当時のミステリーブームに物申したかったのかな。
ここでモデルにされてる探偵たちは、しっかりした小説の主人公やと思うけど有名どころを選ぶとこのメンツになったんでしょね。
笑えないピーターセラーズの中国人役も含めて当時の映画やな〜、こういう感じの映画って結構あったよな〜と眺めました。