ばま

細雪 ささめゆきのばまのレビュー・感想・評価

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)
4.5
京都に帰省してるから、京都の映画を見よう企画!

平野神社あたりを車で通った時、母が
「原谷ってここやで。四姉妹の映画でお花見しはるとこ」って説明されて、調べたらこの映画でした。

原作は、谷崎潤一郎の小説『細雪』
小説では原谷での花見。
映画を撮影の際、ロケハンしたらまだ桜が咲いてなくて、映画版では嵐山になってるそうです。
渡月橋が写ってた。

吉永小百合が可愛い!石坂浩司が男前!
そして古手川祐子って女優さんは知らなかったけど、超かわいい。
カメラマン役で岸辺シロー。若っ!ビックリ。

京都弁が、すっごい京都弁で、
友近とゆりやんレトリィバーのコントかな?
と思うくらいの京都やった。笑

でも実はこれって、大阪・船場の財閥の話なのよね。
めちゃめちゃ京都弁どすけど?
全然、大阪弁じゃないけど?


最初の花見のシーンで、
「雨も上がったしそろそろ花見いこうやぁ」
ってセリフに対して、隣で見てた母が
『今、料理もってくる言わはったやないの』
『食べてからゆっくり花見したらええやないの』
ってツッコんだの笑った。


十三回忌と十七回忌を一緒にするとか、
先週我が家でも話してた内容とまるっきし一緒で笑う。
2年早いのは早すぎるやろ、と母はツッコんでました。

お見合いばっかしてて、着物がまぁー綺麗で可愛くて、
ワンピースも可愛くて、服だけ見てても楽しい。
法事で紫の色紋付って超おしゃれやなぁ。
かっこいいなぁー洒落てるなぁー素敵すぎるな。

四姉妹が、それぞれ雪子、妙子とか名前とは別に
呼び名(なかあんちゃん、きあんちゃん)ってのがあるから、慣れるまでのが1時間くらいは
頭がこんがらがってた。笑
(船場言葉で、こいさん、いとさんって言うのよねぇー)


お姉ちゃんと妹2人で着物を選んでて、
“息を吸ったら帯がキューキュー鳴る” ってシーンが特にお気に入り!!可愛い!爆笑www

古い映画やけど、全然廃れてなくてめちゃくちゃ面白かったし、四季の風景が美しくて素晴らしい。

NHKで『平成細雪』ってドラマもやってたみたいで、U-NEXTで続けて観たけど
基本ストーリーは同じで、現代版にアレンジされてる感じ。
元の映画『細雪』で分からなかった表現とかが
『平成細雪』の方で理解できて、
この見方はなかなかいいなって思った。
ばま

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