Stroszek

オトシモノのStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

オトシモノ(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2006年邦。ホームや駅で落とし物の定期券やブレスレットを拾った人々が次々と行方不明に。姿を消した妹範子を探す奈々は、鉄道で変死した女性の存在に気づく。奈々と同級生の香苗が、真相の究明を通じて女性の友情を築いていく様がよかった。姉妹の母や息子を亡くしたシングルマザーの女性など、父親的役割の男性があまり出てこないのが興味深い(小栗旬は鉄道運転手という職業人として物語に関わるだけである)。クトゥルフ的な地下世界の存在など、謎を多く残して終わる。「ミスカトニック大」の文字が二度、奈々の見ている進路先のパンフに。
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