kojikoji

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのkojikojiのレビュー・感想・評価

3.7
2022.8.7鑑賞-354 2002年制作
アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 
●レオナルド・ディカプリオ(ブランク)
●トム・ハンクス(カール)
●エイミー・アダムス(ブランダ)

 実話だそうな。ブランクは2週間で司法試験に合格するぐらいだから、相当頭は良かったのだろう。何故こんなことになったのか、彼の破滅への道筋がよくわかるように丁寧に描かれている。彼の人生は悲しい。
 しかし、FBI捜査官カールと出会ったことで立ち直るきっかけを掴むことなるとは、人生は面白い。
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 パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランクと、彼を追うFBI捜査官カールの姿を、痛快かつ人間味豊かに描く。

 詐欺の手口が鮮やかで痛快そのもの。もうだめだというところまで何度も追い詰められるが、するりとかわす。その機転が面白い。

 だから女性を騙すこともいとも簡単にやってのける。しかし、エイミー・アダムスが演じたブレンダはちょっと可哀想過ぎた。後をひいたに違いない。

さすがにスピルバーグ、しっかり楽しませてくれる。
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