地元の駅の近くに(空き巣注意)の看板がある。
その看板に描かれた空き巣のイラストが
コントに出てくる、靴墨で口の周りにヒゲを
描いたような空き巣が描かれている。
息子に言う。『いいか、こんな泥棒さんは
いないからな。逆に目立ってしょうがない。
泥棒さんは、もっと普通な格好をしているんだよ。
一番大事なことはね、堂々としていることなんだ。』
『お父さんは、泥棒なの?』
『泥棒じゃないよ。お母さんには、詐欺師って
職業に向いているって言われたことはあるけどね。』
(ペンタゴン・ペーパーズ)を観て
スピルバーグ、トム・ハンクス、実話で
思い出したのでレビューを書きます。
当時、劇場で鑑賞。
レオナルド・ディカプリオが若き詐欺師を演じ、
トム・ハンクスが彼を追うFBI捜査官を演じている。
まず観てもらいたのが、オープニングクレジット。
この作品のオープニングクレジットのアニメーションは
ピクサー映画の最初にやる短編アニメくらいの
クオリティーと楽しさがある。あのソール・バスを
彷彿させる。
捕まえられるものなら、捕まえてみろ、とタイトルは言う。
天才的な詐欺師を、ディカプリオが魅力全開で演じる。
トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、
エイミー・アダムスら実力派も、それぞれ魅力的だ。
詐欺師をテーマにした映画はいくつかあるけど、
その中でも、驚きと楽しさに満ちた快作だと思う。