でしょうかな

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4.2
アメリカの元詐欺師でコンサルタントのフランク・アバグネイルの自伝を映画化した作品。

驚かされるのは、主人公フランクの若さと賢さと大胆さ。わずか16歳でパンナムのパイロットや医者などになりすまし、偽装小切手を次々に発行し、数百万ドルを騙しとる。
一方で、そもそも犯罪のきっかけは両親の離婚からの家出であり、周りに真の自分を知る人間がいないことに寂しさを覚えている、人間的な弱さも垣間見える。
フランクを追うFBI捜査官も、徐々に情が湧いていき、最後には彼の理解者となる。

詐欺の華やかさより、フランクの家族関連の下り(両親の離婚前後や看護師との結婚など)に心を動かされたように思う。特に、最後の逃走の辺りは一家が完全にバラバラになってしまったようで悲しかった。

でもこの話、どこまで真実なんでしょうね。
でしょうかな

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