スティーブンスピルバーグ監督による「世界をだました男」を元に製作された映画
この頃からディカプリオって子供染みていた演技していたのね。でも、却って今回はスピルバーグの定番である「家族」における子供の立場でいたため、却って可愛げが増した内容であった。
ジョンウィリアムズの音楽が今回はかなり迫力を増していたような気がする。特に、ここぞという見せ場で流れる盛り上がりを効かせた曲はとても良かった。
他にも、主人公であるフランクとそれを追いかけるカールの対比関係もとても良かったと思う。やはりトムハンクスの重厚な感じが光っていた。まるでルパン三世と銭形警部みたいな関係であったのかもしれない。そういうのが電話でのやり取りからも親子のように温かみが感じられた。
主人公もお金を稼ぎたかったわけではなく、家族との関係を取り戻したかったからやっていたと思うと、余計に感情移入しやすかった。お父さんを演じたクリストファー・ウォーケンも味があってよかった。
逮捕される前に、母親の家に行ったシーンはせつなかった。