NAOKI

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのNAOKIのレビュー・感想・評価

3.8
学生時代

「あ~あ💦つまんねえな~映画でも観に行きてえな」
おれが愚痴ってるとケンジ君が…
「行ってくればいいじゃん」
「いやいや前サボったの…ばれたし💦ヤバイよ」
「じゃあおれが担任に電話しといてやるよ」
「?」
ケンジ君は公衆電話のある購買部のほうに歩いていった(信じられないかも知れませんが私の学生時代…まだ携帯電話というものは世の中に普及してなかったのです💦)

昼休みの終わり…担任のキクチがおれのところへ来て…
「すぐ家に帰れ」
「どうしてですか?」
「いいから早く帰れ…お父上によろしく…な」
おれは思わずケンジ君のほうを見た。彼は目をシバシバさせてる(彼はウィンクが出来ない…たぶんウィンクだろう)

おれはその日何の映画を見たんだっけ?思い出せません😁💦

この「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(なんて覚えにくいタイトル…最初に出来るもんなら捕まえてみ…って頭のなかで訳しちゃったからいつまでたっても覚えられない💦)

レオが代理教師に成り済ましてクラスの皆を騙していたことがばれて職員室に呼び出されているとき…そこに早退届けを出しに来た女子にアドバイスするシーンがある。ここがこの映画の面白さをよく表していると感心した。

親のサインを貰ってきたという書類を出そうとしている女子にレオが言う。
「書類を折れ」
「え?」不審げな女子…
「それは家で親にサインしてもらった書類だろ?学校に持ってくるのに、折って封筒なり上着のポケットにしまって持ってきたはずだ…折れ目がついてないのは変だ」
女子は一瞬何か言い返そうとするが周りに気づかれないようにそっと書類に折れ目をつける…

天才である😁💦
その後の人生…万事この才能を発揮して天才的詐欺師となりFBIのトム・ハンクスと渡り合うことになるわけです。女子にモテまくるのも何となくここでわかってしまう😁💦

おれは自分がずいぶんボンヤリした人間なので、こういう頭の良い映画は楽しくて仕方ありません…面白かったなぁ😁💦スピルバーグはこういう実話もの撮らせてもそつなく上手い監督だなぁとつくづく思いました。

さて、午後からの学校をサボって映画を観に行ったおれは次の日…ケンジ君をつかまえて昨日担任にどんな電話をしたのか聞いてみた…

それを聞いておれはケンジは将来…詐欺かなんかで絶対に捕まると思いました😁💦

「あーキクチ先生、いつもお世話になっております…○○の父ですが…実は今私の英国人の友人が我が家に来てまして…小さかった○○が今や高校生だと言うと大変会いたがりまして…世界中を仕事で飛び回っている英国人に会って話をするのは○○にとってもいい経験になるかと思いまして…もうこのあと帰国するので○○を早退させてもらおうと電話した次第ですが…(ここでちょっと考えて意見を変える)キクチ先生…私は大変なことを言ってますな💦学生の本分は勉強ですものね…キクチ先生、どうか私が今お願いしたこと忘れてください…友人が訪ねてくれたのが嬉しくてつい…○○にはあとで伝えますので…言わなくて結構です…失礼いたしました…では」

キクチ~こんな電話に引っ掛かるなよ~💦
いやケンジ君を誉めるべきか?

ケンジ君はこの後詐欺師となり警察に逮捕されたあとは警察に協力し振り込め詐欺の摘発に尽力している(嘘😁💦)
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