おん

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのおんのレビュー・感想・評価

4.2
鬼さんこちら

何回見たか分からないけど大好きな作品。
実在した天才詐欺師をレオナルドディカプリオが、彼を追う警官をトムハンクスが演じスピルバーグが監督した作品。


作中で16-19歳のフランクを演じたディカプリオ。この時既に20代中盤だったかと思うけど、久しぶりに見るとめちゃくちゃ若く見えてびっくりした。

舞台が1960年代のアメリカということもあり、軽妙な映画のテンポにしては重く暗めの映像作りになっていて、そこが意外性があり面白い。

ディカプリオは、後々のウルフオブウォール・ストリートやブラッドダイアモンド、ディパーテッド然り、この時点で既に闇世界の才能あるキャラを演じるのが本当に似合っていて完全に彼のはまり役だなと思わされる。

原作がフランク自身の自伝小説なところもあり、単純な犯罪者とその警官の追う追われるの映画で終わらず、フランク自身のコンプレックス、弱み、心情の転換も垣間見えるのも凡作では終わらせない要因の1つ。

クライマックスでは、名優二人のヒューマンドラマとして、すごく優しくて温かい映画に形を変えて来る。
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