Jeffrey

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
‪ ‪ ‪ ‪ ‪「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」‬
‪冒頭、1963年ニューヨーク。アバグネイル15歳。彼は代理教師。彼は弁護士。彼はパイロット。彼は医師…違う、彼は高校生だ。あの人はFBIエージェント。仕事は高校生を捕まえる事。だが繰り返し逃げる…本作はS.スピルバーグがL.ディカプリオとT.ハンクス主演に‬世界26カ国を飛び回る犯罪者を追う男と騙し逃げる男の追跡、逃亡劇を描いた快作で、物語は学生のフランクアバグネイルが小切手偽造で稼ぎ、全米50州を飛びフランスに迄、行く。それを追うFBI捜査官との数年間の物語を映す。驚く事に実話で、10代で詐欺を働く子供が320万キロ飛び、荒稼ぎし60年代に世間‬を騒がした天才がいたと言う事…こんなお騒がせ犯罪者に天才とは言いたくは無いのだが…でも流石はスピルバーグと言う所で、犯罪者に多少なりの同情、感情移入を出来る様に作っている。それは追うFBIの行動を見ても分かるように犯人が子供と知った時点で彼の事情を察し保護したい気持ちを持つ。実際、‬フランクは両親が離婚し、間も無く父も亡くなり悲しみの淵に立たされる。制作スタッフを見てもスピルバーグ組が多くいる。特に衣装が良くて、レオ様好きにはあのパイロット姿には萌えるのでは…様々な格好する彼を堪能出来るし、貫禄あるトムも魅力だ。今では監督、主演2人共オスカー受賞者で豪華だ。‬リズムがありライトな実話なんだが、何処か悲喜劇的でもある。まぁ実際悲しい出来事はあるんだがね。にしてもJ.ウィリアムスのスコアが素晴らしいのは当然だが、劇中のサントラも良い。それと面白いのは題名で、あっさり捕まる点とタイトルが矛盾してる点は滑稽だ。物語とノスタルジーな時代背景も良い‬。
Jeffrey

Jeffrey