ガブXスカイウォーカー

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.9
これは楽しかった!
パンアメリカン航空のパイロット、医師、弁護士に偽装する天才詐欺師、フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)はなんか憎めない奴で、次に何をやるのかワクワクする。誰かをだまそうとする度に応援したくなる。新聞に「空のジェームズ・ボンド」と書かれると『007 ゴールド・フィンガー』(1964)を観て、ジェームズ・ボンドと同じ高級スーツとアストンマーチンを購入し、ボンドのセリフをマネするのは微笑ましい。だが彼を犯罪へと走らせた要因の一つは両親の離婚である。孤独なのだ。
もう一人の主役、FBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)も、女房と別れた孤独な身である。カールはわざわざ電話をかけてくるフランクが他に話し相手がいないことを見抜く。追う者と追われる者、孤独な両者にいつしか奇妙な友情が芽生えてゆく展開は面白い。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は141分もあるが、退屈することなく観られ、ほのぼのとした気分にさせてくれるクライム・コメディ映画の良作である。