マタロー

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのマタローのレビュー・感想・評価

3.6
実話ベースの犯罪者とFBIの追いかけっこ。
若き詐欺師のレオナルド・ディカプリオとクソ真面目なFBI捜査官のトム・ハンクスが共演。

荒唐無稽な追跡劇。逃げ切れるわけがないでしょってシチュエーションからも逃げたり、そんな詐欺で騙される?って思っててもうまくいったり。
FBIがちょっと無能過ぎない?ってくらいあとちょっとで逃してしまう。トム・ハンクスが急がないのが悪い。

実話ベースなんだけど、どうやら信憑性は薄いみたいで原作の著者がけっこう盛って書いたみたい。
それでも詐欺師がその腕を見込まれてFBIに協力して、セキュリティコンサルやってるのは驚き。

今作はレオナルド・ディカプリオがとにかく凄かった。20代後半なのにちゃんと10代の少年っぽさがまだ残ってる。裕福で幸せだった家庭でのレオは本当に少年。それが詐欺を生業としていくうちに凄みが増して幼さや甘さが消えていく。でも、女性を口説く時は甘く囁く。レオ様ヤバい。
その後の作品で見られる、彼の魅力である傲慢さの片鱗も感じられた。
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