LEE

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲のLEEのレビュー・感想・評価

4.0
リンチェイが帰ってきた!
という事で大ヒットした本作を久々に鑑賞
個人的にはなかなか面白い作品だとは思うけどこれはワンチャイシリーズをどう捉えているかによって面白さが変わるような気がするためあんまこのレビューはあてにならないような気がする←

徐克のワンチャイは清朝末期の激動の時代に生きる人々を描いたという意味で単なるカンフー映画を超えた感動を我々に与えてくれた
で、本作は?なんたって監督は洪金寶、言わずもがな痛快な娯楽作に仕上がっている
中国人はどこへ行っても中国を作れるパワーを持っているみたいなテーマはあるもののぶっちゃけそんな説教くさいのはどうでもいいって監督の洪金寶は思ってるだろうし(徐克も関わってるからそのせいでこんなテーマが入ったのかも)実際劇中の人物もそんな事話してるリンチェイの話を誰も聞いていない(笑)
でも個人的にはワンチャイのお話部分も大好きだけど洪金寶の映画も好きなので気に入ったという次第
ストーリー面での見所は多分アメリカでカンフー映画!って事なんだろうけど正直それはあんま成功はしてない気がする
だって西部劇だから大した建物もないしこの頃の白人はやはり香港アクションにはついていけてない気がするもんな
この点ジャッキーのシャンハイヌーンは上手くいっていると思う(シャンハイヌーンのアイデアを勝手に持ち出して作ったのが本作だったりするわけだがw

で、カンフーは白人相手だと微妙なものの(インディアンは中身香港スタントマンとかありそうだけど)見応えはバッチリ
こんなカンフーも撮れる洪金寶の手腕には唸らされる
特に過去の強敵に変装して熊欣欣がリンチェイと戦うシーンは爆笑&すげー(特に熊欣欣の足技
でも1で示したカンフーは銃に勝てないってテーマを否定してるように思うシーンもある
どうなんだろ(笑)


真面目なドラマを期待していると肩透かしを喰らうけど楽しい映画を見たい人にはオススメ
リチャードンもでてるよ
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