不思議な展開。
女の 弱さなのか 強さなのか。
人生の運命とは。
『せつこ』と『マリコ』。
戦後5年の作品で 彼はフランスに いつ 旅立ったのか? 戦前?
冒頭の医学部の教授の教壇での講義。
帰国後の 彼の 家具商の仕事。
彼は 父とやり取りをしても 何故 姉妹と 長年にわたり 会う機会が 無かったのか。
旧姓の 宗方という姉妹。
姉妹は、どの様な経緯で 銀座で Barを。
銀座のBar の 不思議な営業形態。
父は 何故 一人 京都で。
小津の好きな 京都の道。
【追記】
離婚が簡単でない時代、こんな関係の夫婦は 日本に多く居ただろう。
戦争という時代、好きでもない相手と 結婚した人は 多く居ただろう。
戦後 急に 社会の価値観が 変化する時代、少しの年齢差でも 価値観が異なる世代格差が 有っただろう。
この時代を 描こうと思うところが 小津作品の 凄いところだと思える。