メタ壱

ファンタジアのメタ壱のレビュー・感想・評価

ファンタジア(1940年製作の映画)
3.5
クラッシックの名曲とアニメーションを融合させたディズニー作品。

オーケストラコンサートやMVを観るような作品。

ただ単に音楽にアニメーションのタイミングを合わせているというだけでなく、独自の解釈によりイメェジを掘り下げた高度な次元での音楽とアニメーションの融合。

普通の映画は物語があり、それを盛り上げたり補足したりする為に音楽や映像が表現として使われますが、本作はそのアプローチが逆。

音楽を新たに解釈しそこから物語を紡ぎ出し、映像にして音楽と融合させる。

古くからある音楽と絵の融合した、現代の芸術作品です。

クラッシック音楽って馴染みのない人には楽しみ方がわかりづらく敷居が高い気がしますが、こうして映像と合わさる事でスッと入ってくるし、クラッシック音楽の楽しみ方の一端が解ったような気がします。

P.S.ちなみに『キングダムハーツ ドリームドロップディスタンス』のOPがこの『ファンタジア』をモチーフにしていて、宇多田ヒカルさんの『光』のオーケストラバージョンと美麗な映像の共演が凄く良いです!
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