よー

パーフェクトブルーのよーのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやもう期待してましたけど面白かったです。
話としては珍しい感じでもないのかも?
自分も途中までは「これどう(面白く)展開してくんだろう」
なんて思いながら観てたんだけど
そんな心配いらなかったなってくらい面白かった。

展開どうのこうのじゃなく、

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「夢と現実」「記憶と事実」「自己と他者」といった
本来「境界線」があるはずの物同士が
ボーダーレスとなって溶け合うというモチーフ
ーWikipediaより引用
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っていうこと自体が面白いし恐ろしいし素晴らしかった。
これが今さん作品全てに通ずるというか、
今さんの他の作品を観ても感じる面白さと恐さ。
大好き!!!!!っていう感じですね(雑)。

本当にこの境界線の曖昧さというか、
訳わからなくなってくる感じがたまらない。

「記憶と事実」っていうのが
個人的には一番好きなワードですね(?)。
たまに思うもん。
『アレって本当にあったっけ?』って。
全部自分の妄想かもしれないよなとか。コワイ!黙

『パーフェクト・ブルー 完全変態』
っていう原作があるみたいなんだけど、
内容は大幅に異なると。
最初原作者さんは実写映画を想定してたらしいけど
(原作が実際どんな内容なのか分からないけれども)
原作者さんからの3つの要望を全て入れ込んで
今さんの世界観でアニメ映画として制作してくれて
とても良かったと思いますよね〜〜っ。

アニメーションだろうがなんだろうが
劇中劇のレイプシーンはきつかった。泣いた。
こわいこわいこわいこわいこわい←
難しいよね役者さんのお仕事って。。

そこからの現実とドラマが混ざり合うシーンの中でも
ドラマのクランクアップのシーンは
めちゃくちゃドキッとした。
そこだけじゃなくて何度も何度も
「そういうこと…!?」ってドキッとさせられたなぁ。
なんでもアリじゃなくて、
どの展開もあり得る話だったから恐い。すごい。

あれもこれもってなっちゃうわほんと!
「妄想代理人」とか「パプリカ」もそうだけど
感想をなかなか言語化できないというか
それくらいとても頭の中がグルグルするし
そういうところがとても好きだなって思いますね。

「東京ゴッドファーザーズ」も
来週?Netflixにあがるらしいので絶対観る!!
楽しみすぎる!!
よー

よー