夢か現か幻か。
観ていて気が狂いそうになるのが今敏監督の作品。今作のパーフェクトブルーもそう。
ジャンルはサイコスリラー。主人公は霧越未麻。アイドルを辞め、女優としての道を選ぶが、自分になりすますもう1人の自分、霧越未麻によって事態が急変していく。彼女は元のアイドル業に戻るのか、それとも女優業に励むのか。
この作品の評価が高い理由は、様々な問題提起を含んでいるから。夢を追いかけ続けること。自分を持つということ。観るごとにいろんな考察が自分の中で湧き上がってきそう。
つくづく思うが、同監督の映画は外れがない。他の映画とは一線を画す作品を作ってくれる。アニメであるのに奇妙に現実味のあるような違和感。0から1が生まれるような感覚。なんとも筆舌に尽くしがたく、歯がゆい...
