やま

パーフェクトブルーのやまのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
3.9
昨日この映画を観たのだが、その後にJon Spencerのライブに行き、それがまた最高すぎて、
その後も色々とあったりして、今作の印象が薄れてしまった。


そんな中でもとても印象深いのはカット割。画面の動きにしろ、キャラクターの動きにしろ、編集が凄い。

最悪を繰り返していくようなストーリーは、まるで悪夢の連鎖。どれが本当で嘘か見当がつきにくい。ただヒントは散らばっている。マネージャーのあの展開は合理的では一応ある。ただこの映画の中のドラマが頭を悪くさせる。ラスト彼女の笑顔は妄想なのか現実なのか。


悪夢のイメージがただただ物凄い。
繰り返される殺人、レイプ。レイプに関しては演技なのか、実際に起きた出来事なのか分からないがどちらにしろ最悪だ。

ただひたすらに最悪を描いていく今作。
アイドルって売れなきゃ地獄、そんなイメージを更に植えつけられました。
やま

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