再鑑賞したけどやっぱり凄えわこれ。マジでアニメ映画の傑作。
女優に転身した元アイドルの未麻は演じる役柄やストーカーによる悩みで幻覚を見る等して精神的に追い詰められるというストーリー。ジョーカーかよと思う方もいるでしょうね。
現実か、それとも幻想か。女優に転身した元アイドルの狂い行く姿が狂気じみた脚本と見事に融和したおかげで観ている最中は主人公同様に感情を揺さぶられる。初見時は観てるこちら側が狂いそうになったが、今観ると何故か共感出来る点も多々あり。
現実か幻想かよく分からない場面だらけな辺りは「キングオブコメディ」が霞む程にもう全く分からない。というか「ジョーカー」に与えた影響も恐らく少なくはない筈。ゴア描写然り。しかしながらアニメだからこそ出来たゴア描写や心理描写が兎に角素晴らしい。
やはりクズ男は痛め付けられて当然ですが、股間をアイスピックで刺すのは流石に...男はつらいよ。
劇中にて登場するアイドルオタクを始めとした男性キャラクターの顔、全員が馬面で如何にも世間一般が持っていそうなイメージのオタクだらけな点はねぇ、恐らく今のオタクが観たら憤慨はする筈。そりゃヨウキャでオタクなんか今では珍しくないから。まぁ、それだけオタクのイメージって悪いものが多いワケかな...しゃーないが。
クライム映画の脚本を勉強中なのですがとても参考になったので再鑑賞して正解でした。
