鹿苑寺と慈照寺

チャイルド・プレイの鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)
3.9
連続殺人鬼の魂が人形に乗り移り、惨劇を繰り広げる人形ホラー。

昔CS放送でながら視聴した記憶があり、「M3GAN/ミーガン」が公開されることもあり、この機会に鑑賞してみた。鑑賞後に気づいた。どうやら僕がCS放送で観ていたのは続編だったらしい。記憶に残っているおもちゃ工場(のようなところ)でのラストバトルのシーン。そのシーンがなかったので、どうやら違ったようだ。

とはいえ、本作が長く続く「チャイルド・プレイシリーズ」の原点だ。ホラー映画としてしっかりしている。相手は人形なのにちゃんと怖い。

本作で驚いたのは、冒頭。なかなかド派手な開幕で、最初は違う映画を再生してしまったのかと思った。殺人犯が逃げ込んだのがおもちゃ屋だったので、ここでようやく意中の映画を再生回数していたのだと思い至る。名作だけれど、ちゃんと観ていなかったので、なぜチャッキーが殺害を繰り返すのかという根本を知らなかったので、そういうことなんだと思った。

冒頭からラストまで飽きずに観られる良作だった。チャッキーの殺しのバリエーションも豊富だし、刑事とチャッキーの死のドライブは非常に見応えがあった。刑事が腰を浮かして運転してるのには笑った。刑事にはああいう能力が必要なのね。

今やネタとして扱われがちな「シャイニング」オマージュもこの時期だとまだしっかりオマージュとして扱われていたのだろうなあ。絶叫も込みでそのまま踏襲されていたので、最高だった。

どのキャラクターにも好感が持てる作りも素晴らしい。
自分の誕生日の朝に早く起きてお母さんに朝ごはんを作ってあげる優しくアンディ、子を思う勇敢な母親、殺人人形の存在を否定しながらも突き放したりはせず、そして何よりも高難度運転技術を持つ刑事。素晴らしい登場人物ばかりだからこそマギーが可哀想でならない。

以下は個人的なメモ
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ホラー映画とは思えないド派手な開幕

自分の誕生日なのにお母さんに朝ごはんを作ってあげるなんて優しい子。

グッドガイ人形

友達、可哀想

チャッキー、刑事は殺さないんだ。

「君は人間になる」

チャッキーの丸焼き

シャイニング
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