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チャイルド・プレイのRのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)
3.8
幼き頃に夢中になって何度も見た映画。当時は怖くて震え上がったものだが、今見たらどう感じるのだろうと思って見てみた。ぜんぜん怖くねー笑 けどなかなか愉快ではあった。ツッコミどろこ満載なとこも含めて。警察官が凶悪な犯罪者をおもちゃ屋さんに追い詰めていくシーンから始まるんやけど、この時点で緊張感ないしゆるいしちょっと間集中できず。で、銃で撃たれた瀕死の犯罪者がアデーデュイーデンベラーとヴードゥーの呪術を唱えて人形に乗り移ります。たまたまその人形を息子の誕生日に買ってしまったのが主人公カレン。チャッキーという名のGood guy dollをアンディにあげた夜、夜勤を言い渡されたカレンは友達のマギーにアンディのbabysittingをお願いするんやけど、おとなしいただの人形のふりをしてたチャッキーがいよいよ暴れ出す! まずマギーを殺害。このシーンオモロい。金槌でごつーーんってマギーの額に一発いれた衝動でマギー吹っ飛んでマンションの窓をバリーンと突き抜け落下して死。どんだけ強いのんチャッキー。そして、お次はチャッキーが憎っくき真のターゲットへ向かう! みたな感じで進んでいきます。全体的には安心した状態でケラケラ楽しめるホラーだけど、ひとシーンだけ、かなりゾッとするとこがあって、電池確認シーン、あれは良かった。うお、こえ、ってなった笑 あと、黒人を殺す前の骨折面白いし、警察官を後ろからナイフでお股はわろてもたし、もろシャイニングオマージュなとこもありましたねー。最後、チャッキーがある狭いところに閉じ込められて大暴れしてるシーンと、そのあとのバーニン、からの、オカンのナイス射撃! ほんでチャッキーのしつこさスゴい! っていろいろ挙げていくとかなり魅力的な映画やん! いま改めて思った。確かにチャッキーという邪悪なソウルを宿した人形が人を襲うというコンセプトは素晴らしい。みんな昔はお人形さんと会話してたんでしょ。その人形に心が宿ってて、次々に人を殺し始めたとしたら、それはなんてステキなことでしょう。そしてそれを知ってるのは自分だけ…誰に話しても信じてもらえる訳がない。実際その恐怖を体験するまでは……。ただ見てる間はそんなめっちゃ面白い!って感じでもないかなーおかしなシーン多いだけ笑 ぜんぜん怖くないので、ホラー映画嫌いな人が見てもふつうにまぁまぁ楽しめると思います。とは言え、スラッシャー映画の醍醐味がいろいろ揃ってるので、ホラー映画入門教材としては最適やと思われます。チャッキー知ってるけど見たことない方は是非一度ご賞味あれ。
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