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トムボーイのabokadoのレビュー・感想・評価

トムボーイ(2011年製作の映画)
4.7
初アンスティチュ•フランセ、彼らの時代のすべての少年•少女たちより。

観れた多幸感、余韻、めちゃめちゃに好きな作品だった。
弾けるような笑顔、楽しそうな笑い声、何かに夢中な時のひたむきな瞳、仲間と居る時のおちゃらけた姿。大人が全く介入できない子供オンリーの世界。勿論登場人物に大人は居るが完全にほぼモブ扱い。母親や父の言葉で救われたとかそういうのは一切ない。(大事な所もあるけどあくまで短時間)

ジェンダーを扱った作品で男の子になりたい女の子の話。男の子みたいに上半身脱いでサッカーしたり唾を吐いたり時には立ちションしたりしたいけどごっこをするのには限界がある。
嘘をつき続けて男の子として振舞って初めて家族にも見せなかった理想の自分を出せるけど小学5年生そろそろ体の成長期もくるし幸せな時間なんてそう長くは続かない。
彼女/彼の表情や涙には胸が張り裂けそうだった。良くないことだとわかっても尚演じるのはさぞかし辛いだろうに。。
恋も経験してジェンダーに葛藤して苦悩する。
そしてVIPは妹です!幼いながらに瞬時に理解して姉/兄を守る姿勢にきょうだい愛を感じた。きょうだいいいですね。。

ラストも好き!色々あったけどまた新しくはじめようという希望。エンドロールの曲!!好きです。

ジェンダーを扱った作品はたくさんあるけど少年期のジェンダーはなかなか珍しいと思う。
とても良い作品なので是非!て珍しく勧めたいがなにせレンタルが無いもので。来週一回上映されるだけ。

去年は銀座で無料上映、それがいけなくて心残りで、と思ったら上映するんだから映画の神様は存在してるんだなって思いました。

レンタルでますように。