リタ

226のリタのネタバレレビュー・内容・結末

226(1989年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングタイトルの曲がラストエンペラー過ぎる

豪華キャストだし戦車もサイドカーもかっこいいし
何より軍服素敵!
みんな着こなしてる。惚れ惚れする。

ってくらい美術良いのに話が面白くないよなぁ。

と思ったら脚本まさかの笠原和夫。
ショック!
仁義なき戦いのwiki読んでから好きだったのに!笑


冒頭の計画段階とかを
もっと時間かけて丁寧に描写してくれてたら

ああ、あの時は未来への期待でいっぱいだったのに
一体僕らは何処で間違ってしまったんだ!とか
共感出来たんだろうに、

いきなり殺しまくるクーデター当日から始まるから
置いてきぼりだし主人公達への心証悪いわ。


あと彼等がストレスMAXになると
同時多発的に回想シーンコンボに入るけど
あのあたりすごい変。
おかしいよ。
泣かせようとする演出?寒すぎ。


前途有望なはずのエリート将校達が
権力に裏切られて死んでいくなんてほんと悲しい。
若さ故のエネルギーとか理想を信じる実直さとか

訴えるべきテーマは他にもあるのに
どうして家族愛に終始しちゃったんだろう。
それって226でなくても良いのに。


226のことよく知らなかったんだけど
天皇陛下への愛が強過ぎるが故に
暴走忖度クーデターだなんて。
幕末の長州藩に似てる。
悲しいけど学んでないというか。


軍服の上に巻いてたバツタスキが気になった。

日露戦争などで活躍した特別支隊が夜襲時に
味方識別のために掛けてたという白襷と同じに見える
この白襷は逆に敵から目立ってしまって
支隊は壊滅したらしい。

この時代の軍人も同じ事してたのかな?
226の写真見ても白襷掛けてる人見つかんないよなぁ。
荷物ベルトと見間違えて着せてないかなとかって


何故中川大志が出ているんだ、と思った。笑
加藤雅也ってこんな顔してたんだ。
リタ

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