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セブン・イヤーズ・イン・チベットのliamのレビュー・感想・評価

3.7

中国のチベットの進行及び、登山家のハラーの伝記的な映画。

実在したオーストリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの原作を映画化した一大叙事詩。神秘的な禁断の地・チベットを舞台に、ひとりの登山家がたどる魂の遍歴を描く。ブラッド・ピット、デビッド・シューリス共演。『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノー監督作。1939年、世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。だが彼は第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となってしまう。登山仲間とともに、ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着く。

内容が内容なだけに、チベットでのロケの許可は出なくて、モンゴルやアルゼンチン、カナダでロケを行ったらしい。

チベットでロケをしていないにも関わらず、あまりチベットを知らない自分としてはかなりチベットの雰囲気を出せているのではないかと思う。

相変わらずブラピがカッコいい。
若いブラピを見るためにこの作品を見ているといっても過言じゃない(笑

主人公ハラーは最初、自分の才能を鼻にかけて自己中心的な言動が目立つ。
ただ厳しい旅やチベットでの滞在によってそういった面がなくなっていき人間的に成長していく。

ストーリーは、なぜ最初歓迎されていなかったのに許されて暮らす事ができたのか、またなにをしてここで暮らしていたのかもよく分からないまま進んだので、ハラーの心情がよく伝わらない。

ダライ・ラマとハラーの身分を超えた友情がどんどん深まっていくのと映画館を建てて、クリスマスを祝うシーン、そして時計を取り戻してクリスマスのプレゼントに贈るところとかは好き。

そしてそこから中国チベット侵攻が激しさを増し、どんどん難しい状況になっていく。
中国は気にくわないのかもしれないけどこういった状況を無視してはいけないと思った。
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