adagiette

セブン・イヤーズ・イン・チベットのadagietteのレビュー・感想・評価

4.0
97年というと、ピットがぐいぐいとスター街道を駆け上がった頃?
押しも押されもせぬ大スターだが、その良さがあまりよくわからない俳優さんのひとり....... m(_ _ )m

で、実話なんですね。
ハインリヒ・ハラーは オーストリア人でアイガー北壁登頂にはじめて成功したチームの一員。
これって、ベルリンオリンピックの金メダルだったんだね。
へぇへぇへぇ
ヒマラヤ アタックのドイツ隊にいる間に、第二次世界大戦が勃発して英国軍に捕らえられ、チベット近くの収容所で捕虜生活。
2年後? 脱走に成功して、ラサにたどりつき、ダライ・ラマ14世に仕えることになる。

20年前に公開されたときには、チベットについて世界に知らしめる効果がかなりあったのだろう。
中国では公開禁止、作品関係者は中国から出禁くらったそうだ。
なるほど、チベット族の生活は穏やかに描写され、ラサの宮廷は質素ながら文化度の高さを 見せてくれる。
少年の頃のダライ・ラマは 思慮深く聡明。
この役者さん、とても良いのだけれど、その後は活躍されてないようで .. この大役ゆえの帰結だろうか。

そんなラサの宮廷を描写するのに、典型的な金髪碧眼のピットの風貌は効果的だ。
ピット特有の いささか下卑たセクシーさも効いている。

というわけで、ブラピの映画なんだが.....
その後 放浪の人生を歩む ダライ・ラマ14世 ばかりが心に残る。。
adagiette

adagiette