のんchan

つぐないののんchanのレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
4.2
今更ながら...話題作だったり、皆さまがだいたい観ているよね!って作品を私は意外と観ていない事実を最近感じてます💦

ま、いつ観るか?いくつで観るか?
で映画には出会いがあるので、この作品は今で良かったとしよう😅

さて、題名の通りのお話なんですが、主役がキーラ・ナイトレイのようですけど、これは、当時13歳のシアーシャ・ローナンが全部持って行ってますね‼️

冒頭で書いたように、シアーシャを遅ればせながら『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で知ったという始末。
もう順番が逆だけど、この可愛さと演技の巧さでデビューしたのであれば、間違いなく生涯女優で生きていくね、こっちも追っかけるし💕


舞台は1935年の夏、イギリスの裕福な官僚一家のお話で、長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と身分は違えど愛し合っている。その関係に嫉妬した13歳の次女ブライオニー(シアーシャ)が、ある事を目撃し、真実では無いのに、つい嘘をついてロビーに服役させる事にまで発展してしまう...

その4年後、ロビーは減刑と引き換えに海外派遣軍兵士としてフランスへ出征する。
セシーリアとブライオニーの関係はその事件以降、険悪になり一切話す事もなくなっていた。

そしてまた1年後、世の中はダイナモ作戦の頃。18歳になったブライオニーは小説家の夢を持ちながらも贖罪の気持ちで、誰かの役に立てばと看護婦として働き出す。

ブライオニー役だけ、3人の女優が変わる。シアーシャ・ローナン→ロモーラ・ガライ→そして、先日観たばかりのヴァネッサ・レッドグレイヴに行き着く(これがまた自分の中では旬)

月日は流れ、作家となったブライオニーが小説「つぐない」を発表。
事実を基にした作品だとインタビューに答えるブライオニー(ヴァネッサ)だが、実は小説の後半は事実とは異なった展開だったと語る。
小説は姉夫婦のアパートに謝罪に行ったとなっているが、セシーリアは再会を果たさないまま、ロビーは戦死したと...


登場人物それぞれにとても色気があります。
光の当て方や角度、色使いなどが精巧に計算されていて、どのシーンも柔らかな美しさがあるのです。
キーラ・ナイトレイの緑色のドレス姿👗はとても印象深く、またジェームズ・マカヴォイも役に似合う魅力がありました。
そこに引けも取らず負けもしない13歳のシアーシャ・ローナン❣️生成りのドレスは素敵だし、顔のアップや目線など、セリフを発せずとも雰囲気がずば抜けていて、透明感のある色気を感じさせていました✨💕✨

私的には、後半のダイナモ作戦のあの沖の壮大な映像があって、この作品が締まったと思いました。秀作でした🌟
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