このレビューはネタバレを含みます
切なくて苦しかった。ラストは涙。
無垢な13歳の少女の嘘によって人生を狂わされてしまった一組のカップルの運命を描いた映画。
ブライオニーの少女→大人→老年の変化と、ブライオニー、セシーリア、ロビーの3人の視点から描かれながら進む物語に引き込まれました。
また映画のバックでタイプを打つ音が観終わった後も頭の中で鳴り響きました。ブライオニーは作家引退と共に21作目で「つぐない」の本を出す。このタイプ音は21作目までずっと打ち続けた音であると感じた。それと共に重みも感じた。
セシーリアとロビーはブライオニーの空想の本の中でしか結ばれない。本の中でしか償いが出来ないブライオニーの運命がとても残酷で観ていてとても辛かった。
無知と純粋な少女の嘘1つで、人生がこんなにも変わってしまうなんて、言葉の怖さにただただ驚きました。